◆人材は採用できていますか?
コロナが一段落してから、お客様は戻ってきて売上は伸びてきています。
ところが、コロナで失ったスタッフは戻らず、新しく採用することも難しくなっています。
日本商工会議所が2022年に実施したアンケートによると中小企業の約6割が人手不足になっていました。
中でも、サービス業、小売業、飲食業、宿泊業などの店舗ビジネスでは顕著です。
採用がしにくい原因は、仕事がきつい、休みが取りにくい、給料が安いなどの労働条件の問題や限られた範囲での人間関係などが考えられます。
この良くないイメージはなかなか払拭できません。
そのため、給与も高く、休みも取れて労働条件や環境が良くても採用が難しい店舗や会社があります。
悪いイメージを拭い去るには、表現できるスペースが限られている求人媒体だけでは解決できません。
◆TikTokで採用できた?
求人に成功している会社や店舗が、求人媒体以外で行っているのがSNSの活用です。
Facebook、Instagram、Twitter、YouTubeなどで情報を発信しています。
社長や店長の人柄や、スタッフの仕事ぶり、店の雰囲気やお客様の紹介など、すでにこれらのSNSを活用して採用をしている会社もあります。
ここ最近では、若い世代を採用したい会社ではTikTokを使っています。
TikTokはショートムービーを投稿できるプラットフォームです。
時間制限が15秒から60秒になり、その後3分まで延長され、今は10分まで可能になりました。
TikTokというと、若者がダンスをしていたり、ものまねやギャグをしていたり、ペットのかわいさを自慢したりとそんなイメージがありました。
「え!そうなの?」と思う方もいらっしゃると思いますが、
TikTokで社長と社員が一緒に踊っていたり、日常の仕事ぶりを紹介したり、商品を実際に使っているところなどを投稿しています。
◆TikTokを使うメリットとデメリット
TikTokの利点の一つが、短い時間で観られることです。
映画を倍速で観る「時間コスパ」を大切にする世代には、短時間で情報が収集できるのは大きなメリットです。
2つめが、会社や店がTikTokに投稿しいることで会社に親近感を持ってくれ、映像で会社の様子がよくわかることです。
「面白そうな人だな」「いい雰囲気の会社だな」と思ってくれれば、TikTokからHPに来て採用ができた会社もあります。
会社やお店の雰囲気や仕事内容がわかれば、入ってからすぐに辞めてしまうことも避けられます。
しかし、SNS全般においてデメリットもあります。
・ネガティブなコメントでイメージがダウンする
・動画が思わぬところに拡散する可能性がある
・情報が狙われる
このようなデメリットも考えた上で利用することが求められます。
まずは、一度見てみてはいかがでしょうか?
HPやスマホで調べれば、会社がやっているTikTokが見られます。
TikTokは、楽しみながら、目的を考えてやることが大切です。
ただ、即効性は期待できませんが、会社のアカウントが少ない今、TikTokはチャンスになります。